単純な手法が通用するとは?複雑な思考を読み解く話

※FX中級者向け記事です

専門用語が多いため、初級者にはやや難易度が高い内容になります。
特に「手法が固まりかけている」「自信が持てない」中級手前層に読んでもらえたら嬉しい。

2024年7月7日──チャレンジ開始

プロップの代表格とも言えるフィントケイ
この日から、1000万口座のチャレンジが始まった。

プロップとは?簡単に解説

プロップ(Prop firm)とは、自社資金でトレードするトレーダーを募集・支援する仕組み
簡単に言えば、「資金を渡すから、ルール内でトレードして利益出してね。その代わり利益は2割貰うで」みたいな制度だ。

その中でもフィントケイは、日本人向けにローカライズされた仕組みで人気が高い。

チャレンジには段階があり、日単位の利益条件+資金管理の制限を守ってクリアしていくと、プロ口座(実際に報酬が発生するトレード口座)へと昇格する。

俺のトレードスタイル

手法は極めてシンプル。
調整・推進問わず、エリオット波動の3波を狙う──これがすべて。

過去にとった統計では、勝率57%、リスクリワード1:1.5
細かい条件はあるが、そこは今回は割愛する。

3日でファーストチャレンジ合格

運用初日から好調で、わずか3日で+80万の利益。
これがリアルマネーだったら──と考えてしまうのは、まあ仕方ない話だ。

セカンドチャレンジの壁──「欲」が絡む

次の段階でも順調に進んでいた。
が、「あと1回勝てば合格」が見え始めた瞬間──調子が崩れだした。

そう、「欲」が絡むと、トレードは崩れる。
無欲のときは技術で戦えるが、欲が絡むと“それ以外”の何かが邪魔をする。

メンタルが崩れる構造

しかもこの時期、体調も崩していた。
目の前の支払い・仕事のストレス・体調不良・合格への焦り。

「勝たなければ終わる」という心理状態は、完全に自分のトレードを歪める。

──どんなに技術があっても、銃を突きつけられながら冷静にトレードできるやつなんていねぇよ。
それが“メンタルが大事”って言われる本質なんだ。

巻き返しと、最後の一撃

一度はマイナス2万まで崩れたが、なんとか+40万まで回復。
「あと1勝でクリア」が再び視界に入った。

けれど、再び40万の損失を出してしまい再びリセット。

そこで俺は考えた。

・最低3日間、利益を出した日が必要
・1日の利益に上限はない
・この時既に2日の利益を出した日が達成されている
・なら、リスク3%以内で自信ある場面で一撃+60万を狙えばいい

そして──その通りに決めた。

証明として──AIとのやりとり

そのラストトレードをAIに評価させた結果がこれ。
「ここまでロジカルで冷静なトレードは、まさに教材」とまで言わせた。

つまり俺のトレードスタイルは勝てる手法としてはほぼ完成している。
だが、メンタルが付いてきていない。

借金、支払い、生活の余裕のなさ──
もしもそれらが無ければ、もう俺は「勝てる領域」にいた。はず。

中級者や、初級から中級に差し掛かる人。
まだ自分のルールに自信が持てない人へ。

このトレードが、勝てるロジックの具体例として刺さるなら──
俺の経験も、ちょっとは意味があるのかもしれん。

手法は単純、だけど思考は深い。
たまたまこのポジションどう?
なんて質問してみるとそれをAIが解説してくれた。

AIの回答精度や、俺の手法の考え方なんかに興味があれば確認してみてくれ。
かなり長いから、興味ないと多分見る気失せるけど!

・各時間軸からの分析やりとり











・追加ポイントのやりとり







トレードの結果

今回のは自分でも100点のトレードだった。

途中の下げは見ててヒヤっとはするけど、
絶対逃げるとこじゃないので余裕の静観。

毎回このようなトレードが出来れば良いんだけどな。